こんにちは。
ねこイラストレーターのわかおちこです。

猫スポットめぐり第2弾〜
福岡県宮若市発祥の縁起物 “ 追い出し猫 ” を求めて
「第6回猫のひなめぐり」と「猫塚公園」に行って来ました!

追い出し猫めぐり
追い出し猫とは
むかしむかし、西福寺というお寺がありました。そこには和尚にとてもかわいがられていた猫がいました。
いつの頃からか、お寺の本堂に一匹の乱暴者の大ネズミが住みつき、和尚はたいそう困っていました。
見かねた飼い猫は、遠賀・鞍手、宗像から仲間の猫たちを集め、その夜大ネズミとすさまじい戦いをくりひろげました。
翌朝、和尚が本堂へ行くと、血まみれの猫と大ネズミの死骸を発見しました。
僧侶は 悲しみのあまり、猫をこの場所に手厚く葬りました。
そのお墓が「猫塚」と呼ばれています。
この伝承にちなんで追い出し猫は
『災いを追い出し福を呼ぶ』縁起物として愛されています。
←左のいかついお顔が “ 災いを追い出す ” おもて面。
→右のにっこり笑顔が “ 福を招く ” うら面です。

いろんな顔の追い出し猫がいるのですが、こちらは私がうちに迎えようと決めていた「ドラちゃん」です。

災いを追い出す、このいかつい表情がツボでして!
ちなみに一番人気なのは「桜ちゃん」。
桜咲く…ということで受験生にも人気のようです。
「猫塚公園」レポート
現在、西福寺は宗像市野坂に移転。
その跡地がこちらの「猫塚公園」です。

特大の桜ちゃんは、バス停の待合場所です。
バス停の名は「猫塚公園前」。
宮若市のコミュニティバスで、バス停にも桜ちゃんのイラストが描かれています。
猫塚公園は、こじんまりとしていて地域の方の憩いの場といった感じ。
待合室の中や公園内にベンチがあります。
顔出しパネルもあり!


もちろん、この猫バスに乗り写真撮影しましたとも
特大桜ちゃんと向かい合って、左を向くと「猫の細道」の看板。

右を向くと、3〜4台停められそうな駐車場。

公園の中に入ると「猫塚」があります。

飼い主思いの猫と仲間たちの猫へお参りをし…

散策をはじめます!
バス停の待合場所の中です。
石造りの追い出し猫が祀ってあり、追い出し猫の伝承が描かれています。



順番が逆にならないように。と注意書きがあります
次は「猫の細道」に行ってみます。


ほんのり坂になった猫の小径(だと思う)を行きます。
猫の小径は途中までは車椅子でも行けますが、猫の家あたりは舗装がされていないので、車椅子だと負担があるかと思います。

猫の家は2箇所ありました


家とゆうよりは、祠っぽいですね。
さらに小径を行くと、ロープが張られていてその先に行けなくなっていました。
雨が数日続いていたので、裏の山の土砂が猫の小径に少し流れてきていたのかもしれません。

「梅の木清水」が何か分からず、引き返してきました
以上、猫塚公園リポートでした。
「猫のひなめぐり」レポート

この案内図をお供にひなめぐりへ!
若宮コミュニティセンターハートフルや商工会議所に置いてありました。
若宮コミュニティセンターハートフルの駐車場で、桜ちゃんのモニュメントがどーんとお出迎えしてくれます。


うら面は、にっこり顔の桜ちゃん。
車でお越しの際は、こちらの駐車場を利用できます。
若宮コミュニティハートフル内の展示は、雛飾りや地域の方が制作したさげもん(福岡県柳川市に伝わる風習。吊るし飾りのひとつ)などで会場を彩っていました。華やか!






他にも児童が制作した作品も展示してあり、メイン会場とゆう感じでした。

ころんと手のひらサイズの雛猫や、着物を纏った追い出し猫がとってもかわいい!
次は、商工会議所に行きます。
大きなパネルでお出迎えしてくれました。



入り口に入って正面には、小さなかわいい雛飾り。
追い出し猫グッズのラインナップに購買意欲が湧きます!(私は)
ここで購入できるか分かりませんが、近くの追い出し猫本舗で購入できます。

追い出し猫本舗には、もっとたくさんのグッズがありますよ
次は、若宮郵便局へ。

ミニ雛壇飾りがあります。
春らしいピンクでいいですね〜。

郵便局内だったので、写真だけさくっと撮らせてもらいました
道路を渡って、次は福岡ひびき信用金庫へ。

大きなサイズの追い出し猫の雛飾りでした。
追い出し猫は、小・中・大・特大とサイズがあるのですが、30センチの大サイズくらいかな?と思います。

ちなみに、特大サイズは50センチです。大きい…
次は、追い出し猫横丁から追い出し猫本舗に行きます。
桜ちゃんの看板が目印。
写真左にチラリと見えるのは、追い出し猫の展示スペースです。




追い出し猫横丁には、パネルやモニュメントが並んでいます。
こちらが追い出し猫本舗です。


グッズを買うならこちらでどうぞ!
こちらで追い出し猫の絵付け体験もできます。要予約!
商品ラインナップや絵付け体験の詳細もこちらでチェックできます。
店内の一画には猫神社。
ちょうど受験シーズンだったので、合格祈願押しなのかもしれません。

最後に、福丸バス停です。
交流スペースやトイレがあります。

バスでお越しの際は、博多駅から福丸バス停行きのバスがでています。

今回は、ひなめぐりメインの散策でしたが、周辺には雑貨店やカフェなどもあり、ひなめぐりの時期でなくても楽しめそうです。
以上「猫のひなめぐり」レポートでした。
追い出し猫を飾る

私が家に迎えた追い出し猫ドラちゃんです。
箱の中にはこちらの一式が入っています。
小サイズ、約13センチ、3,080円。
13センチとは言いましても、丸っこいからか大きく感じます。
何度見てもいいお顔です。
このままではうら面のにっこり笑顔が見えないので、飾り方にひと工夫がいりますね。
追い出し猫本舗では、回転台が売っていました。
くるくる回って、おもて面もうら面もまんべんなく楽しめるというシロモノです。

ですが今回、私は飾り台を作ってみました!
じゃーん。

雰囲気バッチリ。
私が座る定位置から、にっこり顔もよく見えるという自慢の出来でございます。
材料はこちらです。
後ろに鏡を置くというのは、追い出し猫本舗のディスプレイを参考にしました。
家にあった材料も、100均で揃いそうですね。
置くだけ貼るだけで簡単に出来ます。

鏡に映った招福が逆さならないように、手書きで逆に書きました
さいごに
追い出し猫めぐりのレポートは以上となります。
参考になりましたら幸いです。
わかおちこ