こんにちは。
ねこイラストレーターのわかおちこです。
鹿児島県鹿児島市の仙巌園にある、猫を祀った小さな神社のことを知っていますか?
仙巌園は万治元年(1658年)、19代光久によって築かれた島津家別邸です。
公式HPより抜粋
桜島を望む雄大な庭園に加え、殿様が暮らした御殿があり、お食事やお土産物の施設も充実しています。また隣接地には、島津家に関する史料を展示する博物館「尚古集成館」や、薩摩切子の製造を見学できる工場もあります。
そんな歴史がある御殿の裏手に、”鬼島津”と呼ばれた武将「島津義弘」が建立した神社 “猫神社(ねこがみしゃ)”はあります。
「ねこじんじゃ」かと思っていましたが、この記事を書いたのがきっかけで正しくは「ねこがみしゃ」であることを知りました!
猫神社に参拝しました。
私は猫神社を目当てに仙巌園に行きましたが、仙巌園は観光スポットとしてもおすすめです。
天気が良い日に見る桜島は絶景。
桜島を眺めながら食事ができるレストランでは鹿児島県の郷土料理がいただけます。
その土地ならではの郷土料理や、期間限定とゆう言葉に弱い私です。
ここでしか買えないわけではないものなのですが、お土産屋で買った明石家のかるかんと坂元のりんご酢にハマってしまいました。美味しい。
楽しみが多い場所です。また行きたい!
猫を祀る神社
↓こちらは受付でもらえる園内MAPの一部です。
入口からまっしぐらに猫神社へ歩けば、10分くらいの距離でしょうか。
車椅子ユーザーでも行くことは可能ですが、急な坂もあることをお伝えしておきます。
猫神社は、島津義弘が戦場に連れて行った猫を祀る神社です。
戦場に猫?とんでもないことをしなさる…
個人的には、猫は安全な家でのんびり過ごしてほしいと願っているので眉間にシワが寄りますが、島津義弘が朝鮮出兵の際に猫を連れて行ったのにはこんな理由がありました。
猫を戦場に連れて行く理由
猫たちの役目は、時計のかわりになること。
猫は明るさによって瞳孔を大きくしたり細くしたりして網膜を保護しています。
猫たちの瞳孔の開き具合によって時間を推測できる、ということです。
戦場から帰還した猫
7匹の猫が海を渡りましたが、戦が終わり島津義弘と帰還した猫はヤスとミケの2匹。
ヤスとミケ亡き後、島津義弘は猫神社を建立しました。
島津義弘は、愛馬の墓を建てたり敵兵も供養するなど、弔いの精神が強い人だったようですね。
茶トラの猫ヤスは、21歳の若さで亡くなった義弘の息子『久保(ひさやす)』から可愛がられていたそうで、以来、鹿児島では茶トラの猫をヤスと呼ぶようになったと聞きます。
少し心が救われるエピソードです。
猫神社ならではの猫グッズ
猫神社の左手にある小さなお土産屋さんで、
絵馬や猫の健康お守りなどが販売されています。
私もそうですが、愛猫の健康長寿を願う方々がお参りに訪れているようです。
写真の招き猫もそちらのお土産屋さんで買いました。
いいお顔でほっこりしますね。
MAP中央あたりの『島津のれん』というお土産屋さんでは参拝記念証がいただけます。
私がいただいた時は500円でした。
白猫さんが握っているのはマイクでしょうか?
どういう意味があるかは分かりませんが、かわいいので良しとしましょう。
『島津のれん』と入口から少し歩いた場所にある『薩摩のれん』さんに仙にゃん園グッズが置いてあります。
サイトに載っていないグッズもたくさんありました。
私は職場で湯飲みを愛用しています。
グッズ展開に仙巌園さんの商売っ気を感じますが、猫神社の維持費になったね☆と、今日もお茶をすすっています。
今回のイラストは、ipadとお絵描きアプリのsketchbookを使用して、
猫神社に行った際に撮った写真にのびのびと過ごす7匹の猫のイラストを描きました。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
わかおちこ